あなたは大丈夫?―「ペットボトル症候群」に気をつけて

暑さが続くと、どうしても冷たい飲み物が欲しくなりますね。冷やしたコーラや清涼飲料水の喉越しがたまらない、という人も多いはず。でも、ちょっと待って下さい。
ご存知ですか、清涼飲料水には、1ℓにつき平均100g前後の糖分が含まれているのです!

100gの糖分がどれくらいの量かというと、角砂糖なら20個、ファミレスなどで出す2gのスティックシュガ―なら50本です。
それが1本のボトルに入っているのですよ!
暑いからと言ってこんなに糖分の多い清涼飲料水を一度に沢山飲むと、「ペットボトル症候群」という糖尿病一歩手前の高血糖になりかねません。


「ペットボトル症候群」とは、ペットボトルで清涼飲料水を飲み過ぎたために起こる「糖尿病性ケトアシドーシス」を指します。喉が渇くたびに清涼飲料水ばかりを飲んでいると、どんどん血糖値が上がります。すると、インシュリンのはたらきが低下して、活動エネルギーとしてのブドウ糖を吸収できなくなるのです。

そのため、体は筋肉や脂肪に蓄積されたエネルギーを利用しようとします。この時ケトン体という物質が発生して、血液が酸性になります。すると、意識が朦朧としたり、体がだるくなったり、ひどい場合は昏睡状態に陥ってしまいます。

最近、中高生の部活動の最中に熱中症で倒れる生徒が多いのは、甘いスポーツドリンクの飲み過ぎも一因かもしれません。この点については、中高生をお持ちのお母様方、学校の先生方がもっと理解してくれるといいですね。

喉が乾いたら、まず水を飲みましょう。空きボトルに水道水をジャーッと入れて「エランビタール」をポンッ。一番安全でお財布にやさしい水分補給法です。