ああ、逞しきシニアレディ!

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御年80歳、三浦雄一郎さんのエベレスト登山は、

多くのシニア世代、とりわけ男性に勇気と希望を与えたようですね。

「自分だってこれからだ」「結構イケルじゃないか」「60なんてまだ鼻垂れ小僧さ」等々、

私の周囲でも三浦さんから元気をもらったような人を何人も見かけました。

 

でも、まだ甘い甘い(笑)。

80歳位で感心していてはいけません。上には上がいるのです。

今回は二人のスーパーシニアレディをご紹介しましょう。

○90歳、世界記録保持者のおばあちゃんランナー

守田 満 さん(1923年(大正12年)熊本県生まれ)

d2259e660d057d7751a91a7fa363a8f4-208x300[1]この颯爽としたフォームをご覧下さい。

守田さんが陸上を始めたのは、なんと70歳。

「陸上を始めたのは地域の運動会。見学のつもりで行ったのですが、

走者が足りないとうことで、飛び入りでリレーに参加することになったんです。」

40代の走者に混じって走り、チームは見事1位に。

それをきっかけにマスターズに誘われ、陸上競技にのめり込んでいきました。

現在、80歳以上の200m、85歳以上の100mと200mと3種目で世界記録を持っている

文字通りスーパーおばあちゃんです。

 
最近の練習は週に3回、地元の小学生チームと一緒に

タイヤ引きなどのトレーニングを行っています。

但し、小学生より2時間早くグラウンドに行って、250mを3回、150mを5回走り、

坂道や階段の上り下りなど、独自のメニューをこなしてから、

小学生のトレーニングに合流します。

 

「今年90歳ですが、ブラジルで開催されるマスターズ90歳の部に出場し、

記録を作るのが夢」と語る守田さん。

その気力に圧倒されてしまいます。

一体守田さんの元気はどこから来るのでしょう?

その秘密はどうやら食べ物にありそうです。

これはある日の守田さんのメニュー。

朝  ご飯2膳 醤油をたらした生卵1~2個 塩コショウで味付けた豚肉4、5枚

じゃこ少々

昼  うな丼(週に2回)

夜  サニーレタスで巻いた焼肉10枚 サラダ カンパチの刺身10切以上 レバーの煮込み

ご飯1膳 漬物

アスリートとして筋肉保持に必要な肉は毎日食べているそうです。

「大好物はすき焼き。肉は5、6枚必ず食べますね。歯が悪いのでステーキだけは

1cm位に切っていただきます。それでも1人前は食べますけど。」

いやはや、凄いの一言に尽きます。

 

○92歳、芸大を主席卒業の現役ピアニスト

室井 摩耶子 さん(1921年(大正10年)東京生まれ)

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7月のコンサートを控えて、大雑把に言えば

「ピアノを弾いているか、食べているか、寝ているか」の生活を送っているという室井さん。

92歳の現在も、コンサートのある日は毎日朝から牛フィレステーキを100g食べます。

普段でも週に6回は肉を食べるそうです。

「私は長生きするために肉を食べてきたわけではないんですよ、

ただ、ピアノを弾くための体力と集中力をつけるために、

上質の肉を食べ続けてきただけなのです。」と室井さんは語ります。

 

ドイツに留学中、一緒に学んでいたドイツの女学生は、夜半過ぎまで

パーティで飲んで騒いでも、翌朝6時には起きて平気な顔してピアノに向かっていました。

このエネルギーと競争しなくてはならないんだ・・・と思った室井さんが

気がついたのが「肉」。

ドイツは農業国なので、肉が美味しく、しかも安いので、ドイツの女学生を見習って

肉を沢山食べるようになったといいます。

 

「ある時、日本から来たお客さんと和食を食べました。

するとその後、なぜかピアノの練習に1時間も集中できないんですよ。

雑念が入ってピアノ以外のところに気が行っちゃうんです。

肉を食べている時は4時間も集中して練習できていたのに・・・。

やはり肉の力は大きいと、身をもって知りました。」

しかも肉にはランクがあり、やはりフィレのような上質の肉のほうが

エネルギーの持ちも、集中力も高くなることが体験的に分かったそうです。

ドイツでは生肉も安全だったので、週5回はタルタルステーキを食べていましたが、

日本ではフィレ肉をさっと焼いたレア状態で、塩こしょうのみで食べるのが好きだとか。

 

それでは室井さんのある日のメニューを見てみましょう。

朝  コーヒー バター付きトースト ソーセージ はちみつヨーグルト

昼  混ぜご飯のおむすび オイキムチ こんにゃくピリカラ煮

夜  フィレステーキ オクラのおひたし 玉ねぎの炒め物 ご飯 果物2種

 

「どうしてもフィレ肉は高価だから、がま口が”そんな高い肉を買ったらダメでしょ”と

文句を言うんですよ(笑)。でも”ピアノのためだから黙ってらっしゃい”と言い聞かせて

フィレ肉を買っていましたね。」

 

上質な肉が、日本最高峰のピアニストを支えているのです。

 

お二人を見ていると、食が人生を左右する、という気がします。

室井さん曰く「モーツァルトやベートーベンなどの天才たちが

楽譜に詰め込んだ音楽哲学って本当に深いんです。

それをお伝えするのは、本当に大変なことなんです。」

そのために肉は必要、とのこと。

 

 

最近は「ナチュラルパレオダイエット」など、肉食が見直されていますが、

こういう方々の話を聞くと、大いに納得します。

ちなみに私も「ナチュラルパレオダイエット」を2ヶ月ほど実践してみました。

感想は、室井さんが言っていたように、集中力が少し良くなりました。

それと体温が上がりました。元来低体温だった私にとって大変いい事です。

あと娘が言うには「肌にツヤが出てきて、元気そうに見える」らしいです。

 

このまま守田さんや室井さんのような先輩にあやかって90歳まで元気でいたいものです。

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