食器のつけ置き洗いがNGなわけ

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忙しい時、食後すぐ食器を洗わずに、とりあえず水に浸けておく。

おそらく主婦なら(主婦でなくても)誰でもがした事があるのではないでしょうか。

しかし、これは要注意なのです。

 

2011年、衛生微生物研究センターが発表したことで、

当時大きな話題になった研究結果があります。

それは、食器を約10時間水に浸け置きすることで水中の雑菌数が約77万倍に増殖する

というものです。

さらに、浸け置きされた食器は、その後食器用洗剤とスポンジで洗っても

細菌が取れきれずに残ってしまい、食中毒の原因にもなりかねません。

なぜ浸け置きがいけないのでしょう?

素人的には、少しでも水に浸けておけば、汚れが浮き出て洗いやすい、と

考えてしまいます。

ところが、食べかすが着いたまま長時間浸け置きすることで、

雑菌の繁殖を助けているのです。

食後はできるだけ早めに食器を洗うのが良い、ということですね。

 

「雑草」が教えてくれること

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「雑草という名前の草はない」という、昭和天皇の大変意味深いお言葉があります。

私のように取り柄なき一般人は、このお言葉にどれほど勇気づけられたことでしょう。

とはいえ農業に従事する人々にとって、「雑草」は厄介でいまいましい問題の一つです。

 

でも、雑草の「本当の役割」を知ると、その考えは自ずと変わるのではないでしょうか。

雑草の「本当の役割」って?

千葉県富里市で自然農法を営む高橋博さんの言葉に耳を傾けてください。

resize2289[1](自然農法で豊かに実った稲の中に佇む高橋さん)

高橋さんが実践している「自然農法」とは、農薬・肥料によらずに植物と土の本来持つ力を

引き出す農業です。

「え、肥料も使わないの?!」と驚かれるそうですが、農薬や肥料の害が完全に抜けた

土地からは、本来の栄養バランスを持った健康な米や野菜が、

時には農薬や肥料を使った土地よりも沢山収穫されるとのこと。

今、徐々にですが全国に広がりつつあります。

 

高橋さんは、もう30年以上も自然農法を続けているその道の第一人者なので、

畑を見学に来る人が後を絶ちません。

訪れた人は雑草が一本も生えていない高橋さんの畑の美しさに驚き、

「どうして草が生えていないのですか?」と口を揃えて訪ねます。

その問いに、高橋さんはこう答えるのです。

「草は土を進化させるために生えるので、作物に適した土ができたら

自然と草はなくなるものですよ。」

 

 

たとえば、セイタカアワダチソウのような背の高い草は、

土を進化させるために自然に生えてくるものだそうです。

生えては枯れ、生えては枯れを何度も繰り返して土が進化すると、その草は消えて、

今度はヨモギやカラスエンドウのような背の低い別の草が生えてきます。

そして、その草も生えては枯れを繰り返して、

やがてハコベのような草が自然に生えてくるようになれば、

その土が作物を育てられる状態になったという合図なのです。

 

 

作物に適した土へと進化させる。

雑草、と私たちが無造作に呼んでいる草には、こんな大切な働きがあったのです。

どんなものにも「役割」がある、ということですね。

土から農薬や肥料を抜くのは、これまで使っていた量と質によるので、

一概にいつ抜ける、と言うことはできません。

でも根気よく耕し、土を空気に晒すことでだんだん抜けていくそうです。

そうして、農薬や肥料がすっかり抜けて微生物が元気に働く土から採れた野菜は、

市販のものより淡い色をして、栄養バランスのよいものになるとか。

 

 

「淡い色」? 何故?と不思議に思う方がいらっしゃるでしょう。

確かに緑の濃いほうれん草などは、いかにも栄養たっぷりに見えますが、

それは肥料によって作られた色なのです。

鮮やかな緑の野菜、甘くて大きい果実、といったものは純粋に天然のものではありません。

それは消費者のニーズに合わせて何代にもわたって掛け合わされ、

肥料によって人工的に大きく栽培された作物なのです。

 

バリ島に行ったとき、食事に出てくる野菜や果物の色と味が薄いのに驚きました。

トマトの赤もオレンジっぽく、すいかやパイナップル、マンゴーなどの

トロピカルフルーツが甘味が少なく、よく言えばさっぱり、

悪く言えば物足りないのです。

でも、日が経つにつれ、私たち日本人がいかに人為的に作られた果物や野菜の味に

舌が馴らされていたのか、と思うようになりました。

Exif_JPEG_PICTURE(バリの農園の「ふぞろいの」いちご)

雑草は、私たちに「この土地はまだ作物を育てられませんよ」と教えてくれていたのです。

 

同じく自然農法を推進している㈱ナチュラル・ハーモニー主宰者の河名秀郎さんは、

「土がきれいになればミミズがいなくなる」と言います。

土に分解するべきものがあるうちはミミズはいなくなりません。

本当に農作物に適した土はミミズが働かなくてもいいそうです。

農作業従事者にとっても「目からウロコ」の話ですが、

すべて実践済みの事実です。

 

現代農業は、どうやら今、大きく発想の転換をする時を迎えているようですね。

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ミネラルウォーターの「想定外」

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前回から大分時間が経ってしまいました。

まだ夏の暑さに閉口していた9月から、今日はもう11月26日。

街はクリスマスモードに染まり始めています。

そんな中ですが、改めてミネラルウォーターについて書いてみたいと思います。

 

日本ミネラルウォーター協会によると、ミネラルウォーターの国内生産量は

平成元年から24年までの23年間で、約27倍に成長しているそうです。

今や国民的飲料と言っても過言ではないミネラルウォーター。

でも、「健康」のため、「安全」のために飲んでいるとしたら、

ちょっと考え直したほうがよさそうです。

 

ご存知のように、水道水とミネラルウォーターでは、安全基準がかけ離れています。

水道水は水道法によって厳しく水質が定められていますが、

ミネラルウォーターは嗜好品ですので、食品衛生法によっています。

それぞれの水質基準を比較すると、水道水は50項目もあるのに対し、

ミネラルウォーターはわずか18項目です。

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そのうち重複する項目を比べると、おしなべてミネラルウォーターの方が

基準が緩くなっています。

例えばカドミウムは、水道水では1リットルあたり0.003mg以下に制限されているのに対し、

ミネラルウォーターでは0.01mgと、3.3倍も緩和されています。

貧血や中毒症の危険がある亜鉛は5倍、皮膚がんなどのリスクがあるヒ素も

水道水の5倍の量が許容されているのです。

 

何故こんな差が生じるのでしょう?

それは、ミネラルウォーターは嗜好品なので、飲んでも1日500mg程度と想定されており、

ご飯を炊いたり、お味噌汁にしたり、という日常的な使用を想定していないので、

基準が緩くなっているのです。

通常、成人は1日に約2リットルの水を摂取すると言われます。

それを全部ミネラルウォーターでまかなうことは、まさに「想定外」なのです。

もちろんすべてのミネラルウォーターにカドミウムやヒ素が水道水の数倍入っているわけでは

ありません。けれども、ヒ素は硬度に比例して増えるので、

硬度が高い輸入ミネラルウォーターには注意が必要です。

ミネラルウォーターは、あくまで「嗜好品」。

その点をわきまえて楽しんでください。

あ、でも、ペットのワンちゃんやにゃんこに、ミネラルウォーターはNGですよ。

腎臓結石ができますから。

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朝シャンと夜シャン、髪にいいのはどっち?

シャンプーをする女性9月も半ばになりましたが、

まだ暑い日が続きます。汗によるベタつきは不快ですが、それは体だけでなく、頭皮も同じ。

汗と汚れを取り除くため、冬場よりもシャンプーする機会が増えていませんか?

ところで、みなさんは、いつシャンプーしますか?

朝、さっぱりとして出勤したいと朝シャンする人、寝る前にゆっくりお風呂に入りながら

シャンプーする人、さまざまいらっしゃるでしょう。

ちなみに私は朝シャン派です。

 

ところが・・・。

行きつけの美容院のマスターから、こんな事を言われてしまいました。

「朝シャンですか?それ、NGですよ。肌と同じで頭皮がリカバーする時間帯は

午後10時から午前2時の間です。髪が育つのもその時間帯ですからね。

その間にしっかり1日の汚れを落として、毛穴を清潔にしておかないと、

健康な髪が育ちませんよ。」

ガーン!!

朝シャン派の私は、最近髪にコシがなくなってきたなぁ、と思っていたのですが、

もしかしたら、長年の朝シャンが原因かも、とショックを受けました。

 

さらに、こうも言われてしまいました。

「頭皮は紫外線保護皮膜のような物質を分泌しますが、これが出るのは

シャンプーしてから6時間以上経ってからなんです。

だから朝シャンしてから出かけると、まだ保護皮膜ができていないので

紫外線の影響をモロに受けてしまうことになるのです。」

朝シャンに良い所は一つもないようです。

 

「じゃぁ、夜シャンなら問題はないんですか?」と食い下がる私。

「夜シャン派の人が気をつけなけれがいけないのは、まあ、朝シャン派にも

言えることかもしれませんが、濡れた髪の乾かし方ですね。

お風呂上がりに扇風機で乾かすのはNGです。」

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「どうしてですか?」

「濡れた状態は、髪にとって非常に不安定な状態なんです。

ダメージはもちろん、臭いの元になるので、中途半端な乾かし方は髪を痛める元です。

ドライヤーできちんと乾かしてから寝るようにしないと。」

なるほど。

明日から夜シャン派に転向しようと決心した私でした。

 

マスター曰く。

「頭皮も顔も同じ皮膚がつながっているのに、

女性は顔ばっかりケアしてますね。

えこひいきはいけませんよ(笑)。」

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やっぱり危ない、ペットボトルの口飲み

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猛暑が続きますね。

熱中症の予防にはこまめな水分補給が欠かせません。

ペットボトル飲料を持ち歩く機会も多いことでしょう。

ただ、外出先でペットボトルに口を付けて直接飲む場合は

衛生面に気をつけましょう。

少し前になりますが、産経新聞7月12日の紙面に、

口を付けたペットボトル飲料の細菌が時間経過とともにどの程度増殖するかを

調べたデータが載っていました。

 

テストしたのは500mlで、保存料無添加の麦茶と糖分の入ったスポーツ飲料です。

それを①直接口をつけて飲んだ場合、②コップに移して飲んだ場合の2パターンで調査。

室温27度、湿度85%の部屋に置き、5歳女児に2時間おきに計5回飲んでもらいました。

結果は、ともに直接口を付けた方の細菌が増殖し、保存料無添加の麦茶は8時間後には

スポーツ飲料よりも極端に増えています。

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細菌が増殖することで食品が腐敗し、食中毒の原因となる細菌数の目安は

1g当たり100万個(CFU/ml)とされています。

長時間持ち続けたペットボトルの口に付いた細菌で

いきなり食中毒になる危険性は少ないと思いますが、

気温が30度を超えると細菌の増殖が早くなるので、

油断は禁物です。

特に小さいお子さんは要注意でしょう。

心配な方はボトルから口飲みせずに

コップに移して飲むことをおすすめします。

 

それでも心配な方は「エランビタール」をお使いください。

何しろ100mlの水道水に13、000万個(CFU/ml)の大腸菌を接種しても

8時間後にはゼロになっているのですから!

菌が増えるどころか、減っているのです。

体にもお財布にもやさしいですよ(笑)。

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渇いてからでは遅すぎる!

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関東も梅雨明け宣言が出され、いよいよ夏本番となりました。

7月10日付産経新聞に、さっそく運動中の熱中症予防の記事が載っています。

「知っているよ」とバカにせず、改めておさらいしておきましょう(笑)。

 

横浜国大教育人間科学部の田中英登教授は「スポーツ中は、

とにかく水分を取らなければ駄目。

喉が渇いたから、では遅い。ナトリウムイオンなどを含んだ水分を、小まめに補給すれば

熱中症は予防できる」と話しています。

熱中症も重症になると気を失ったり、意識障害を起こし、最悪の場合は

脳の神経がやられ、死に至ることもあるので、軽く考えてはいけません。

 

一般には体重の2%程度の汗をかくと「発症注意」の水準になるそうです。

体重50キロなら、1キロ減の49キロが目安になるので、

運動後の体重チェックも有効な対策のひとつです。

基本的な対策は、なんといっても「水を飲むこと」。

ただし、飲み方にコツがあります。

 

田中教授が挙げるのは、「5~15度に冷やした水分を、こまめに補給すること」。

ごくごくと飲める温度がいいそうです。冷やしすぎてもいけません。

次に、「塩分(ナトリウムイオン)を含んだ水分を補給すること」。

真水ばかり取ると、血中の塩分濃度が下がり、却って熱けいれんや、

悪くすると錯乱など神経症状を引き起こす「低ナトリウム血症」になる危険があるそうです。

 

五輪女子マラソン選手だった増田明美さんは、低ナトリウム症の怖さについて、

こう語っています。

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「6年前のハワイマウイマラソンに出場したとき、

ラスト2キロで、体が固まってくる感じがしました。それでも何とかゴールしたとき、

うれしくて万歳したら、上げた腕が戻らなくなってしまいました。」

原因は「5キロごとにある給水ポイントで、ナトリウムの入った飲料のコップが少なくて、

水ばかり飲んでいました。ナトリウム不足に陥ったんだと思います。」

幸い、増田さんは車椅子で救護所へ運ばれ、すぐに点滴を打ったところ、

ものの20秒ほどで痛みが取れ、体が自由に動くようになりました。

良かったですね。

 

今はもうないと思いますが、まだレコードが全盛だった昭和の頃、

夏場のレコード製造工場では、作業員は上半身裸になり、

汗びっしょりで作業をしていたそうです。

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作業をしながら、一升瓶に入れた水をガブガブ飲むのですが、

傍らには、必ず塩が山盛りになった小皿が置いてありました。

作業員は塩を口に含んでは、水をガブッと飲んでいたのです。

「低ナトリウム血症」を防ぐ現場の知恵ですね。

 

清涼飲料水の飲み過ぎによる血糖値の急激な上昇も怖いですが、

塩分不足も同じように生命の危険に直結します。

どうか、塩分の補給も忘れずに水分を上手に補ってください。

 

 

 

ああ、逞しきシニアレディ!

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御年80歳、三浦雄一郎さんのエベレスト登山は、

多くのシニア世代、とりわけ男性に勇気と希望を与えたようですね。

「自分だってこれからだ」「結構イケルじゃないか」「60なんてまだ鼻垂れ小僧さ」等々、

私の周囲でも三浦さんから元気をもらったような人を何人も見かけました。

 

でも、まだ甘い甘い(笑)。

80歳位で感心していてはいけません。上には上がいるのです。

今回は二人のスーパーシニアレディをご紹介しましょう。

○90歳、世界記録保持者のおばあちゃんランナー

守田 満 さん(1923年(大正12年)熊本県生まれ)

d2259e660d057d7751a91a7fa363a8f4-208x300[1]この颯爽としたフォームをご覧下さい。

守田さんが陸上を始めたのは、なんと70歳。

「陸上を始めたのは地域の運動会。見学のつもりで行ったのですが、

走者が足りないとうことで、飛び入りでリレーに参加することになったんです。」

40代の走者に混じって走り、チームは見事1位に。

それをきっかけにマスターズに誘われ、陸上競技にのめり込んでいきました。

現在、80歳以上の200m、85歳以上の100mと200mと3種目で世界記録を持っている

文字通りスーパーおばあちゃんです。

 
最近の練習は週に3回、地元の小学生チームと一緒に

タイヤ引きなどのトレーニングを行っています。

但し、小学生より2時間早くグラウンドに行って、250mを3回、150mを5回走り、

坂道や階段の上り下りなど、独自のメニューをこなしてから、

小学生のトレーニングに合流します。

 

「今年90歳ですが、ブラジルで開催されるマスターズ90歳の部に出場し、

記録を作るのが夢」と語る守田さん。

その気力に圧倒されてしまいます。

一体守田さんの元気はどこから来るのでしょう?

その秘密はどうやら食べ物にありそうです。

これはある日の守田さんのメニュー。

朝  ご飯2膳 醤油をたらした生卵1~2個 塩コショウで味付けた豚肉4、5枚

じゃこ少々

昼  うな丼(週に2回)

夜  サニーレタスで巻いた焼肉10枚 サラダ カンパチの刺身10切以上 レバーの煮込み

ご飯1膳 漬物

アスリートとして筋肉保持に必要な肉は毎日食べているそうです。

「大好物はすき焼き。肉は5、6枚必ず食べますね。歯が悪いのでステーキだけは

1cm位に切っていただきます。それでも1人前は食べますけど。」

いやはや、凄いの一言に尽きます。

 

○92歳、芸大を主席卒業の現役ピアニスト

室井 摩耶子 さん(1921年(大正10年)東京生まれ)

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7月のコンサートを控えて、大雑把に言えば

「ピアノを弾いているか、食べているか、寝ているか」の生活を送っているという室井さん。

92歳の現在も、コンサートのある日は毎日朝から牛フィレステーキを100g食べます。

普段でも週に6回は肉を食べるそうです。

「私は長生きするために肉を食べてきたわけではないんですよ、

ただ、ピアノを弾くための体力と集中力をつけるために、

上質の肉を食べ続けてきただけなのです。」と室井さんは語ります。

 

ドイツに留学中、一緒に学んでいたドイツの女学生は、夜半過ぎまで

パーティで飲んで騒いでも、翌朝6時には起きて平気な顔してピアノに向かっていました。

このエネルギーと競争しなくてはならないんだ・・・と思った室井さんが

気がついたのが「肉」。

ドイツは農業国なので、肉が美味しく、しかも安いので、ドイツの女学生を見習って

肉を沢山食べるようになったといいます。

 

「ある時、日本から来たお客さんと和食を食べました。

するとその後、なぜかピアノの練習に1時間も集中できないんですよ。

雑念が入ってピアノ以外のところに気が行っちゃうんです。

肉を食べている時は4時間も集中して練習できていたのに・・・。

やはり肉の力は大きいと、身をもって知りました。」

しかも肉にはランクがあり、やはりフィレのような上質の肉のほうが

エネルギーの持ちも、集中力も高くなることが体験的に分かったそうです。

ドイツでは生肉も安全だったので、週5回はタルタルステーキを食べていましたが、

日本ではフィレ肉をさっと焼いたレア状態で、塩こしょうのみで食べるのが好きだとか。

 

それでは室井さんのある日のメニューを見てみましょう。

朝  コーヒー バター付きトースト ソーセージ はちみつヨーグルト

昼  混ぜご飯のおむすび オイキムチ こんにゃくピリカラ煮

夜  フィレステーキ オクラのおひたし 玉ねぎの炒め物 ご飯 果物2種

 

「どうしてもフィレ肉は高価だから、がま口が”そんな高い肉を買ったらダメでしょ”と

文句を言うんですよ(笑)。でも”ピアノのためだから黙ってらっしゃい”と言い聞かせて

フィレ肉を買っていましたね。」

 

上質な肉が、日本最高峰のピアニストを支えているのです。

 

お二人を見ていると、食が人生を左右する、という気がします。

室井さん曰く「モーツァルトやベートーベンなどの天才たちが

楽譜に詰め込んだ音楽哲学って本当に深いんです。

それをお伝えするのは、本当に大変なことなんです。」

そのために肉は必要、とのこと。

 

 

最近は「ナチュラルパレオダイエット」など、肉食が見直されていますが、

こういう方々の話を聞くと、大いに納得します。

ちなみに私も「ナチュラルパレオダイエット」を2ヶ月ほど実践してみました。

感想は、室井さんが言っていたように、集中力が少し良くなりました。

それと体温が上がりました。元来低体温だった私にとって大変いい事です。

あと娘が言うには「肌にツヤが出てきて、元気そうに見える」らしいです。

 

このまま守田さんや室井さんのような先輩にあやかって90歳まで元気でいたいものです。

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塩がないとしょうがない その2

前回から1ヵ月以上も

経ってしまいました。

何の話か忘れてしまった方も

いらっしゃるのではありませんか?

「塩」の話の続きです。

前回は減塩ばやりの風潮に「?」を投げかけたところまででしたね。

 

暴れる囚人に塩抜きの食事を与えると、おとなしくなるそうです。

このまま減塩運動が進み、スイーツなど白砂糖を使った甘味の摂取が増えると、

日本中に活力のない、不健康な人が多くなるのではないかと心配になります。

 

主婦の方はご存知でしょう、漬物を漬ける時、塩が足りないと腐ってきますね。

これは塩不足によって発酵菌ではなく腐敗菌が増えるからです。

私たちの体も同じように塩不足だと腸内の悪玉菌(腐敗菌)が増加し、

アレルギーや大腸がんになりやすくなるのです。

「塩」がいかに大切か。

それを原爆投下直後の長崎で、一人の医師が実証しています。

その方の名は秋月辰一郎さん(写真は平成2年頃)。

1945年8月9日、長崎に原爆が投下されました。

爆心地からたった1.4kmしか離れていない

浦上病院の医長だった秋月辰一郎博士と病院関係者は全員被爆しました。

博士は体が焼け爛れて痛がる人々に「水を飲んではいかんぞ!」と大声で怒鳴りました。

血液の濃度を保たせようとしたのでしょう(戦地で、重傷の兵士に水を飲ませると

すぐに死んでしまうという記録があるそうです)。

 

「爆弾を受けた人には塩がいい。玄米飯にうんと塩を付けて握るんだ。

塩辛い味噌汁を毎日作って飲ませろ。そして甘いものを避けろ。

砂糖は絶対にいかんぞ」(秋月辰一郎著「死の同心円―長崎被爆医師の記録・講談社刊)。

秋月博士は、レントゲン撮影後の「放射線宿酔」と言われる

全身の倦怠感などの症状には、生理食塩水より少し多めの

塩分を含んだ水を飲むといいことをとっさに思い出し、

原爆の放射能から体をガードするには

「塩が有効」であることを推理したのです。

砂糖を禁じたのは、砂糖は造血細胞に対する毒素であり、塩に含まれる

ナトリウムイオンは造血細胞に活力を与える、という博士独自の食養医学に基づいた考えでした。

 

すると、どうでしょう。塩を沢山つけた玄米むすびと塩辛い味噌汁(具は最初はかぼちゃ、

その後わかめが多かったそうです)を食べた人々や救助に当たった病院スタッフには

原爆症の症状が全く出なかったのです!

博士自身も90歳を過ぎ、平成の世になるまで長生きされています。

博士はまた、「味噌」が人体に大切であることを説いておられます。

博士の書いた「長崎原爆体験記」(日本図書刊行センター刊「日本 の原爆記録」第9巻に所収)

は、英訳されて欧米に出回りました。

そのため、チェルノブイリ原発事故のあと、ヨーロッパで日本の「味噌」が飛ぶように売れました。

商社を通してロシアからも大量の「味噌」の発注があったそうですが、

この事は余り日本では知らされていません。

 

塩と味噌と玄米。

とりわけ自然塩と発酵食品である味噌。

これらは私たちの生命維持に欠かせない何かがあるだと思います。

(玄米に関しては、最近の研究ではフィチン酸がミネラルの結合を妨げるので、

本当は体によくない、と言われています。)

どんなものでも摂りすぎはいけませんが、不足もまた考えものです。

塩分が適正に血液中に含まれているとHIVにも感染しにくいそうです。

行き過ぎた「塩分控えめ」の食事は、見直すべきではないでしょうか。

そして日本が誇る味噌・醤油・納豆のような発酵食品も忘れずに食べましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

塩がないとしょうがない その1

最近、体がだるい、やる気が出ない、

手足が冷える、眠りが浅い・・・。

こんな症状を抱えている方、それは

もしかしたら「塩分不足」かもしれませんよ。

「塩分不足?」と首をかしげる方がほとんどでしょう。

それはそうです。

現代では「塩分控えめが健康に良い」というのが「常識」になっているのですから。

今日はその「常識」をちょっと脇へ置いてください。

 

江戸時代の牢獄では、囚人が頑なに犯行を否認した場合、「塩抜き飯」を与えたそうです。

(テレビの時代劇で、よく逆さ吊りの水責めなど、残酷な拷問を再現しますが、

あれは真実ではないそうです。)

よほどのことがない限り、残酷な拷問は行わず、逆に「塩抜きの食事」が

緩やかな拷問として行われたとのことです。

するとどうなるでしょう。

囚人はだんだん体力がなくなり、体が辛くなります。

気力も衰え、「どうでもいいや」という気になり、ついには白状するのだそうです。

 

実は私も「塩」に関する体験があります。

小学校2年生の1学期、私は急性腎炎になりました。

 

医者からは「塩抜き」と「タンパク質を控えるように」との食事制限が

出されましたが、母はこう考えたのです。

「塩がなければ人間は死んでしまう。

ほどほどに摂らなければ却って治りが遅くなる。」

そして、お味噌汁も煮物も薄味に作ってはくれましたが、

決して「塩抜き」はしませんでした。

 

同じ頃、近所の酒屋さんの長男も急性腎炎になり、

医者から同じように「塩抜き」と「タンパク質を控える」食事療法を

指導されました。

酒屋のご両親は律儀に「無塩醤油」を使い、

息子の食事からあらゆる塩分を抜いてしまいました。

3週間程経ってからでしょうか、

私はそろそろ回復に向かい、あと10日ほどで学校にも行けるという頃、

酒屋の息子さんは体が衰弱して自力で立つこともできなくなり、

病院へ搬送されたという話が耳に入ってきました。

息子さんが退院したのはそれから2ヶ月以上も後のことです。

 

その話を聞いて、母は「ほらね、お母さんが正しかったでしょう?

人間は塩がなかったら体が持たないのよ。」と言って

微笑んだのを覚えています。

 

思えば奇妙なことですね。

血液を舐めるとしょっぱい事から分かるように、

私たちの体液には塩が含まれていますし、

塩がなければ生きていけません。

 

新たな生命を育む子宮の羊水も、その組成は海水と同じと言われています。

点滴に使われるリンゲル液も、1リットルに塩化ナトリウム0.86g、塩化カリウム0.30g、

塩化カルシウム0.33gが含まれています。

出血多量で輸血が必要なとき、重病で食事ができないときなど、

リンゲル液はなくてはならないものです。

それほど生命に必要な「塩」が、なぜ近年「控えめ」が良いとされているのでしょう?

日本人の食生活は、あえて「塩分控えめ」にしなければならないほど、

過剰に塩分を摂取していたのでしょうか?

次回はその点をフォーカスしてみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

微生物の奇跡 その3

高嶋博士の「複合発酵」の

続きです。

博士は「複合発酵」による技術を

EMBC(Effective Micro-organism

Brewing Cycle)と名付けました。

訳して

「有効微生物群による醸造サイクル」

です。

「有効微生物群」とは、段階を経て土の中に現れる以下の微生物群のことです。

 

《有効微生物群》

A.発酵微生物=乳酸菌、酵母など

複合発酵のプロセスでは、最初に乳酸菌、酵母などの好気性微生物が動き出します。

彼らは、フザリウムなど好気性の腐敗菌を殺菌し、3%以下に激減させます。

特に乳酸菌はその他の雑菌の活動を抑制する一方、酵母を増殖させて

発酵を促します。

続いて、嫌気性乳酸菌、嫌気性細菌が活動を始めます。

B.放線菌=抗菌物質生産菌

放線菌は土が発する独特の臭いの元で、土の中に広く分布しています。

名前のとおり菌糸を放射状に伸ばし、抗菌性物質を生産して地中の嫌気性細菌やウイルス、

病原菌、リケッチアなどを浄菌します。

この抗菌性物質による働きが嫌気性のフザリウムをゼロにします。

C.窒素固定菌=アゾトバクター、アミロバクター、根粒菌など

生物にとって窒素は不可欠な元素ですから、植物の生長には欠かせません。

放線菌が活躍を始めた後、アゾトバクターなどの窒素固定菌が窒素を取り込んで

固定し、天然の窒素肥料を作ります。

そこからアンモニアや硝酸が生成され、植物がそれを吸収して生長し、それを動物が

食べる、という食物連鎖によって生物に窒素が行き渡ります。

D.光合成細菌・藻菌類=光合成微生物、化学合成微生物

最後に、光合成微生物、藻菌類、化学合成微生物が二酸化炭素、窒素を

取り込んで、光合成、化学合成によって、分解菌分解物、有機物、

無機物からエネルギーを作り出します。

これらの菌は、あらゆるものをプラスチャージに転移させるもので、

有効微生物群の中でも主力となる存在です。

 

これらの微生物のうち、A.Bが働くプロセスを「発酵系」、

C.Dが働くプロセスを「合成系」と言い、土の中で両者の微生物たちが

手をつなぎ、共生するようになると、土の生態系は「発酵合成型」という、

最も理想的な状態になるのです。

 

複合発酵法を導入した畑には雑草が生えなくなります。

雑草は土の中に水素イオンが多いと生えやすくなりますが、

光合成微生物、化学合成微生物が増えると、これらの微生物が

水素イオンを取り込み、二酸化炭素や有機物と反応させてブドウ糖を

作ります。そうすると、エサである水素イオンを失うので、

雑草が生えなくなるのです。

 

「複合発酵法」のメリットは他にも沢山ありますが、

詳しくは本書をご覧頂く事にして、ここでは

「複合発酵法」に使用する資材について触れます。

これほど素晴らしい方法でありながら、使用資材は驚く程

シンプルです。

《「複合発酵法」で使用する資材》

1. 固形バイオ

稲わらやもみを砕き、ぬかを混ぜて「複合発酵」させ、

乾燥させたもの。ふかふかした粉末状で香ばしい甘い香りが

する。これを土に撒くことで、地中の微生物を有効な働きへと

方向づける。(犬や猫も喜んで食べる。)

2.液肥

発酵を行う微生物のエサになる。下水処理で生じた汚泥などを水で

薄めたもの。

3.酵素水

作業の最後に撒くもので、まず酵素水プラントを作る。

一辺約1mの大型ポリタンクを10個ほど用意し、

パイプでつなぎ、ポンプを組み合わせる。

最初のタンクに微生物の培養液と、そばの沢から引いた水を注入。

培養液には微生物の元となるモルト(複合発酵による酵素を抽出した

液)と、微生物を元気にする糖蜜などのエサが入っている。

 

この方法で唯一手間がかかるとすれば、酵素水を作るプラントの設計・組立と、

送水ポンプの調整くらいなものでしょう。もちろん除染対象の土地の面積によっても

変化するでしょうが、手間といい、コストといい、表土剥ぎ取り式の現行の方法に

比べたら、格段に優れていると言えるのではないでしょうか。

何よりも素晴らしいのはその効果です。

 「複合発酵法」で除染した土地の線量は

「ゼロ」になっているのです!(左写真)

土もフカフカになり、鉄棒を差し込んでも

どんどん入っていきます。(左下写真)

 

これが嘘でもハッタリでもない証拠に、

実際に除染した土地を見学した方の

感想もあります。

(高島開発工学総合研究所 公式ブログ)

http://takashima.tidt.fool.jp/?eid=43

 

今日も、「手抜き除染」のニュースが報道されていました。

詳細な手抜き除染に関する情報が入りながら放置していた環境省には

どれほどの怒りをぶつけたら良いのか、言葉もありません。

ただ、こうした不毛なニュースを耳にするたびに、

一日も早くこの「複合発酵法」による除染が広まって、

再び肥沃な大地を蘇らせて欲しい!と強く強く思います。